スケートボードから作られたケースが魅力の「ボーム スケート スペシャルエディション」が登場

ボーム&メルシエは23歳の若手プロスケーター、オーレリアン・ジローとコラボレーションした、ボームコレクションの新作「ボーム スケート スペシャルエディション」を発表。彼が実際に使用したスケートボードと、廃棄予定だったスケートボードをケースの素材として使用した、独特の風合いを持つ腕時計だ。

廃棄予定のスケートボードが腕時計に

 ボーム&メルシエの「ボーム」コレクションは、“地球環境に配慮したウォッチメイキング”をテーマに掲げた、カジュアルな印象のモデル群である。今回発表されたボームのスペシャルエディションは、ケースの素材としてスケートボードを採用したという意欲作だ。

23歳の若手プロスケーター、オーレリアン・ジローとのコラボレーションによって実現した「ボーム スケート スペシャルエディション」のケースは、彼が実際に使用したスケートボードや、廃棄予定だった過剰生産分のスケートボードを再利用して作られている。

スケートデッキを専用の機械で成形して数枚の円盤を作り、木材の強度を高めるために樹脂を用いて貼り合わせ、独自の処理や仕上げを行う。側面からは木の風合いが感じられ、ハンドメイドの温かみを残している。

ケースだけではなく、スケートボードのグリップテープを模したダイアルも独創的だ。時刻を示す針は1本しかなく、時針の代わりに大きなセンターディスクに記された“BAUME”の文字が時を示す。また、極薄のベゼルやダイアルの一部には、オーレリアンの好みでブルーとレッドが取り入れられている。トランスパレント仕様のケースバックには彼のサインがあしらわれており、随所に細かな演出が盛り込まれている。

 独特なステッチを配したストラップはコットン製で、取り外しが容易なインターチェンジャブル仕様。ストラップと一体になった赤いタグは、彼のイニシャル入りだ。

オーレリアン・ジローは今回のコラボレーションについて、次のように語った。

「ボーム&メルシエのような歴史のあるブランドと一緒に仕事ができて、とても気分が高まっています。私ははじめに、自分が使ったスケートボードを時計のケースとして再利用しようというアイデアを思いつきました。とても新鮮でクールな腕時計が完成しました。実際にスケートボードの素材が使われているわけですから、着用していると、スケートボードがいつも自分のそばにいるかのようですね」

 今回発表された新作「ボーム スケート スペシャルエディション」を腕に載せたら、東京オリンピックでの活躍が期待される彼のエネルギーを感じられるかもしれない。

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